女性の精神的・身体的な悩みに幅広く対応しております。
ほとんどが女性ホルモンの乱れからおこります。排卵出血のこともありますが、不正出血は子宮癌のサインである場合もありますので、早めに受診されるとよいでしょう。
子宮の内膜にかかる筋腫は月経時の大量出血をもたらし、子宮の外側に張り出す筋腫は急速に大きくなりがちです。
治療には薬物療法と手術療法がありますが、日常生活に支障がない筋腫は経過観察で十分ですので、筋腫があると言われたら定期的に検査を受けるようにしましょう。
子宮内膜症は女性が閉経までつき合っていかなければならない病気です。
鎮痛薬のみで様子を見る場合もあれば、低用量ピルを使用したり、薬で月経を止めて症状の改善を図ったり、手術をお勧めする場合もあります。患者様の年齢、妊娠の希望、症状の程度などを考慮して治療法を決めておりますので、お気軽にご相談ください。
5.月経前症候群(PMS)
月経困難症
月経前から月経中にかけての身体的・精神的不快感は、下腹痛、腰痛、頭痛、嘔気、気分の落ち込み、イライラなど人さまざまです。これらの症状でお悩みの方には、鎮痛剤や漢方薬を使用したり、低用量ピルの服用をお勧めするなど幅広く対応しております。月経困難症の背後には子宮内膜症が隠れていることもありますので、一度、検査を受けられるとよいでしょう。
性感染症はかゆみ、痛み、分泌物の異常などをもたらし、知らずに放置しておくと、卵管が詰まって不妊症の原因になることがあります。
クラミジアの爆発的な流行は社会問題にもなっており、症状が現れない無兆候性感染者も多くみられるため要注意です。少しでもおかしいと思ったら早めに受診しましょう。
年齢、不妊期間、治療歴等を考慮し検査と治療法を決めていきます。治療までは希望されない方には妊娠へのアドバイスもいたします。お気軽にご相談下さい。当院では人工授精までの提供となります。体外受精、顕微授精等が必要の際は専門の医療機関へご紹介いたします。
男性が行うコンドームの使用は性感染症の防止には有効な方法でありますが、破損・脱落・不適切な使用により1年間で7人に1人が妊娠するとの報告があります。一方で、女性自身が行う避妊法、例えば低用量ピルではほぼ100%の避妊効果が期待でき月経痛、月経血、月経前症候群の症状軽減効果も認められ卵巣がん、子宮体がん、大腸がんの発生も低下します。また、性交時に避妊をしなかったり避妊手段が適切でなかった場合、72時間以内に服用することにより妊娠成立を阻止する緊急避妊薬があります。医師により服用法、副作用等の説明を受けてからの処方となりますが妊娠を完全に阻止するものではなく希望しない妊娠は時に女性の心と体を傷つけることもあります。普段からのより確実な避妊法であり、女性が自ら選択できる低用量ピル、子宮内避妊用具(IUD)等の使用をおすすめします。当院では避妊法への詳しい情報提供が可能です。来院の上ご相談ください。
更年期の精神的・身体的な悩みの相談にのっております。
下記のような症状にお悩みの方、ぜひご相談ください。
更年期になると卵巣機能の低下により月経周期が崩れて、月経がとんだり、月に2回きたり、ダラダラと不正出血が続くなど不安定になります。更年期に入ったかどうかは、血液中の女性ホルモンの濃度を調べることによって簡単にわかります。ただし、この年代は子宮筋腫や子宮癌の好発年齢でもありますので、不正出血がある場合には、必ず子宮癌検診を含む婦人科検診を受けましょう。
女性ホルモンと自律神経の司令塔は脳の視床下部というところにあり、片方のバランスが崩れると、もう片方のバランスも崩れていきます。更年期になると自律神経も疲労してきて、ほてり(いわゆるホットフラッシュ)、のぼせ、発汗、動悸などの自律神経失調症状が出現してきます。身体の不調は、ホルモンバランスが乱れても、自律神経が失調してもおこります。適切な治療をすれば必ず症状は改善していきますので、お気軽に相談していただきたいと思います。
心と体は密接につながっています。
ホルモンバランスの乱れによって精神的にも落ち込みがちなのが更年期の特徴です。
ホルモン分泌の低下による不調の場合には、ホルモン補充療法(HRT)によって見違えるほど元気になりますが、「仮面鬱病」といって、精神的な悩みが身体症状として現れることもあるので注意が必要です。
精神科や心療内科で処方される抗鬱剤・精神安定剤のなかには月経を止める作用があり、更年期の症状を悪化させることもあるので、「更年期なのかな?」と思ったら、精神科に駆け込む前に相談していただきたいと思います。
当院では、漢方薬、自律神経改善薬、ホルモン補充療法など、患者様の症状に合わせて、さまざまな治療を行っております。
低用量ピルは確かに避妊薬ですが、避妊以外にも女性にとっていいことがたくさんあります。
低用量ピルはホルモン量を少なくしているので、副作用もかなり少なくなっています。
低用量ピルで太ることはありません。
お気軽に当院にご相談下さい。